英国製の2輪が栄華を極めていたと言っても過言ではない時代に、多くのモーターサイクリスト達のバイクライフを支えた「James Grose」、そして、その自社ブランド「Jagrose」(ジャグロース)。
ジェームス・グロースの創業は1876年まで遡り、モータライゼーションの足音が響きわたる以前のことでした。
1950年代には2輪・4輪関連の品に加え、スポーツ用品全般も取り扱うようになりました。
英国を代表するスポーツであるクリケット、フットボール、ハンティングや、ゴルフやサイクリングはもちろん、アウトドア用品も含め、人々の生活を豊かにする「レジャー」に関するプロダクツが揃うデパートメント・ストアとして親しまれました。
ロンドンの中心を東西に結ぶメインロードの一つである、ユーストンロードと、グレイトポートランド・ストリートが交差する地に、長らくランドマークとして君臨したジェームス・グロース。しかし、英国全土を覆った経済停滞の波には抗えず、惜しくも1971年にその歴史に幕が降ろされました。
この度、その100年近い歴史を誇った「James Grose」が、約40年振りに新たな時を刻むこととなりました。当時よりジェームス・グロースが力を入れていたバイカーズジャケットを中心に、2015年の秋冬より新コレクションを発表。これからの新生ジェームス・グロースにぜひご期待ください。